Diary

久しぶりに時事ネタです。


 何となく久しぶりに時事ネタを書いてみようかなと思います。まずは毎日インタラクティブに掲載されている記事を…

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060809k0000m040166000c.html


 医師不足の記事です。ただ、絶対的な人数が減っているのではなく、医師全体の人数は増えているそうで、地域と診療科によって差が生まれているそうです。

 お医者さんも人間ですから、「やっていて楽な仕事」「より幸せに暮らしていける職場」を望むのは当然だと思います。医師を目指す人はストイックにならなければいけない、なんて誰も言っていません。

 記事によると2004年から始まった新しい臨床研修制度では、いくつかの診療科を自分で選んで研修を受けられるようになったけれども、以前は決められちゃったようですね。

 「お前はあそこに行け!」って、過疎地域の医療現場に行ったり、過酷な診療科に行かされたりしたようですけど、以前の医師のみなさんは半ばストイックさを求められて、素直に答えていたって単純に考えちゃって良いのかな、とちょっと考えたりします。

 少し前の人たちも、自分たちで進路を選べるのであれば、「楽」「幸せ」な方を選ぶような気がするんです。ただ、それでも何とかなっていたのって、それだけのものがあったのかなと。

 「それだけのもの」ってのがハッキリしませんけど、おそらく「厳格さを求められていない時代」だったことなのかも知れません。今って、ミスが許されない時代ですよね。何かあったら責められる感じ。でも、昔はそれはさほどではなかったのかな、と。

 仕事が大変な上でミスがあったら責められるのであれば、せめてそんなに大変じゃなくてミスが起こりにくい方へ人が流れるのは、当然と言ってしまえば当然なのかなと思います。もちろん志の高い方もたくさんいると思いますけど、どうしても普段の生活を考えるとそうなのかな、と。


 そう考えると、なかなか根の深い問題だったりするのかなと思います。医学界だけじゃなくて、日本社会の構造的な問題のような気がします。けれど、「じゃ、どうするの?」と言われても、結論が出せなさそう…(汗)
2006年08月09日(水) No.821 (思馳◇社会)

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