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やっぱりすごい。
宮崎駿監督作品『ハウルの動く城』を改めて観ました。
映画館で観た時はストーリーが難解でよく分からないところが多数あったんですが、見返していくとこういうことだったのか、というのが徐々に分かってきて、改めて監督のすごさを感じることが出来ました。
やっぱりディテールがすごいです。どこまで思いを巡らせて映画を作っているのだろうか、と興味は尽きないところです。先日、ほぼ日で監督のインタビューを流してくれましたが、その中で「監督は小心者じゃないとできません。小心者だからこそ細かいところまで目が届くんです」ということをおっしゃってました。
『もののけ姫』の時も「監督は小心者なんですよ」なんて言っていたので、小心者の僕(?)には心強い言葉だったんですが、今回、『ハウル』を見返してみて、ものづくりに対する思慮の足り無さを見透かされたような気がして、自分自身の不甲斐なさを少し感じてしまいました。
やっぱり、ものを作るということはくだらないことかも知れないところまで思いを巡らす必要があるんだろうなぁと思うんです。それが万に一つも起こらないことであっても。そのイメージを数多く持っている人が、イマジネーション豊かな作品を作ったり、使いやすいものを作ったりできる。そんな気が、そんな思いが、今、強く感じています。
自分の中で、『ハウルの動く城』の評価がちょっと変わりました。やっぱりスゴイや。
2005年11月20日(日)
No.289
(好きなこと◇宮崎駿(ジブリ))
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